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【新入社員向け】大企業、NPO、ベンチャー起業を20代で経験した私が気づいた知的好奇心を満たしながら仕事を楽しむ3つのステップ

新入社員の皆様、この度は晴れて社会人となりおめでとうございます。

 

私は先日30歳になり、社会人9年目を迎えたおじさん、おにいさんです。

 

大企業の広告代理店で3年、ベンチャー企業の社員1年、NPO職員1年半、自分で会社を立ち上げて2年強と20代のうちにあらゆる規模・業種の会社を経験した僕から希望に満ちた皆様へお節介ながら、仕事を楽しむ3つのコツをお伝えします。

 

本題に入る前に話をすると、僕は新卒で入った会社の仕事が全て全て楽しいという訳ではなく、新卒1〜3年目で「仕事楽しい!」と笑顔で話してくれる若者をとても羨ましく思います。

 

僕は20代はがむしゃらに土日も没頭して仕事をしたいと思い、それができるような会社をと思い、新卒で広告代理店を選びました。

 

ただ、そこで待っていたのは膨大なルーティーンワークで、既に決まったビジネスモデルの上でいかに数字を積み上げるか、いかに利害関係者との調整をするか、泥臭く交渉していくかなど、描いていたビジネスマンライフとは程遠いものでした。

 

なんでこんな雑用なことばかりしなければいけないんだ。せっかくいい大学も出たのに、こんな仕事高校生でもできるじゃないか、と心の中でブツブツ言いながら、残業代を稼いでいました。

 

そんなことを言っていた、20代前半でしたが、今は自分で会社を立ち上げ、請求書の作成から、現金回収の小銭の計算など、ありとあらゆる雑用をしています笑

 

でもそれが楽しくて仕方ないんです。何故でしょう?

 

それはある3つのコツをつかんだことが理由になります。

 

これから社会人として色々な面倒くさいことが待っていると思う新入社員の皆さん、目の前の仕事に退屈してきそうな時にこの3つのコツを頭の片隅に置いておいてもらえれば幸いです。

 

1.自分の会社・業界の歴史、各事業の変遷をとことん調べる

これから研修などを経て、配属先が決まり、華やかな社会人生活が待っていることを期待しているでしょう。おそらくあと1ヶ月もすると、その期待は幻滅に変わり、「なんで私はこんなことをしているんだろう?」と思うこともあるかもしれません。目の前の業務って私に向いているのか、なんでこんなことを朝からやる必要があるのか、なぜ飲み会に参加しなければいけないのか、色々なことに嫌気がさすと思います。

 

なぜか。

 

それはその活動に意味が見出せないからですよね。

自分の立ち位置もただの下っ端だと思えて面白くないかもしれません。

 

そんなあなたには、あなたの会社や業界、競合企業など、身の回りのことの歴史本を読むことをお勧めします。就職活動中に業界研究をした方も多いとは思いますが、一度自分がビジネスマンとして当事者になるとまた景色が違って見えると思います。

 

自分の会社はどんな経緯で創業されたのか、どんな経緯で今の事業にたどり着いたのか。なぜ自分が配属された部署があるのか。

 

自分の取引先はどんな歴史を辿り、自分の会社が扱う商材を必要とするのか、など自分が過去と未来からさかのぼり、どこに立っているかを再確認できると、日々の業務に向かう姿勢が変わります。

 

その上で自分が何を期待されているのか、日々の業務が会社の未来にどう繋がるのかなど、小説の登場人物になったつもりで仕事に向き合いましょう。

 

2.飲み会に参加する

歓迎会とかだるいですよね。僕ももともとお酒は嫌いではありませんでしたが、厳しい先輩や取引先の接待など、プライベートの飲みと仕事の飲みはこんなにもストレスが違うのかと、新卒の頃は本当に大変でした。なるべく飲み会に誘われないように陰キャラを演じていたほどです。

 

仕事の話は昼間にすればいいじゃんとずっと思っていたのですが、実際にキーパーソーンと話をしようと思うと、昼間の時間に2時間以上も話をする機会ってなかなかありません。

 

会社の歴史を調べると先ほど書きましたが、昼間の時間に3時間も時間を取ってもらえるなんてことはないですよね。

 

自分が他の部署に異動したい、取引先のキーパーソンのハートを掴み、大きい商談をまとめたいとなると、その人と話す必要があります。

 

ただ、なかなか長時間「時間をとる」ということはできなかったりします。

 

仮にキーパーソンと直接お酒を飲みに行く機会がなくても、飲み友達経由で繋がる可能性もあります。

 

実際にキーパーソンの心を掴み、人事異動や商談をまとめる人の多くが飲み会に参加する人です。もう一つ驚きなのがお酒を飲めない人もご飯だけ同席します。

 

まだ本やネットでも出てこない情報は人が持っています。

 

偉い人は夜な夜な会食をしているイメージってありますよね。

あれは最新の情報を本やネットに出る前に情報収拾しているからなんです。

 

すぐにキーパーソンと接触できなくても、ビジネスでの飲み会慣れすれば必ずチャンスが巡ってきますし、仕事における情報交換は楽しいものです。

 

最初はお酒を注ぐ、注文をとるなど、面倒なことも多いと思いますが、慣れたら得られるものは大きいので是非やってみてください。

 

3.目の前の仕事に一生懸命にやる

最後は当たり前のことになりますが、新しいチャンスは信頼されている人にやってきます。いやいや業務をこなす人よりも、前向きに取り組んでくれそうな人に仕事はやってきます。目の前の業務がつまらなくても、会社の歴史を学び、夜な夜な情報収拾をし、目の前の仕事に一生懸命に慣れば、今の時代、その人個人の価値はどんどん上がっていきます。

 

逆に仕事だけ頑張ってもチャンスがやってくる確率が上がらないというのが僕の短い社会人生活での学んだことです。

 

1〜3まで実践できれば、そりゃ誰だって楽しくなるわ!と思う方もいるかもしれませんが、慣れない社会人生活、マンネリし始めたデスクワークなどが続いたら、この3つを思い出してみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

誰かのために頭と手足を動かし、価値を提供して対価をもらうことはとてもやりがいのあることです。楽しいことばかりではないかもしれませんが、いい思い出にできるよう頑張ってみてください。

 

 

大企業を飛び出したら何かあると思ったけど、本当に色々ありすぎたおじさんより。