地方のNPOを選んだ理由
たくさんの人から、「なぜ、群馬戻ってきたの?」「よく、そこ選んだね」と言われることが多かったので、なぜ僕が地方のNPOを選んだかの理由をつらつらと述べたいと思います。
NPOで働いてみたかった
元々、広告代理店を辞めた後は、地方のNPOに転職する予定でした。会社の人には「NPOいきます!」って言って退職の挨拶をして、最終出社日には「東京でデジタル×教育してみます!」と言って東京のベンチャーに転職したわけですが。(その話はまたおいおい)
広告代理店を辞めたあとは2〜3年、ソーシャルな世界で働いてみて、その後留学して、国連、官僚とかシンクタンクとかそっち方面に進もうと思っていました。だったら、新卒からそういう方面いけよという話ですが、経済的な事情から給与が若い時期からグッドなところに勤めなければいけないという事と、マスコミに興味があったという理由で広告代理店に入ったのですが、関心はずっとパブリック・ソーシャルセクターでした。(なので、行政寄りの商材を扱えたのはすごくよかったです)
実際に転職するきっかけとなったのも、NPOで人生かけていろいろな活動をする人たちに出会ったことです。
なぜ、元々パブリックやソーシャルに興味があったかは、なぜ焼肉が好きかを聞くようなものなので、いったん今日は考えずに言語化しないでおきます。
というわけで元々NPOで働くことに興味があったというのが理由です。
(本当はもっとていねいに事細かく書きたいんですけど、時間かかり過ぎてしまうので、いろいろはしょります)
1〜2年したら留学する予定だった
お気づきの方は「留学する予定だった」と過去形になっているところに着目されるかもしれませんが、それはまたおいおい。
大きい会社から小さい会社に転職後、いろんな方からリスク取るよねーとか、大丈夫なの?とか心配されていましたが、前に少し述べたように、転職後、2〜3年で留学する予定でした。嘘がつけない僕はあらかじめそれを伝えた上で東京のベンチャーに入れてもらい、群馬のNPOに関しても同じでした。転職活動された事がある方ならわかるとは思いますが、これから入る会社に「2〜3年したら辞めます!」と言って「OK!」と言ってくれるところって少ないですよね。新卒時も正直ものな僕は、入社後3〜5年したら会社休むか辞めて進学したいと言って就活してました。結果、事細かくキャリアプランを聞かれなかった会社と意志を尊重してくれる会社から内定もらいました。
というのと、どうせ留学してキャリアやり直せるし、個人の経験・成長にフォーカスしようという甘い?考えもありました。
財務も盤石でないので、1〜2年で辞めてOK、むしろそうしてもらった方が安心みたいのがもう一つの理由です。
群馬で何ができるか知りたかった
ざっくり地域活性化的なことをやっているNPOだったので、僕が「まちづくり」とか「地域をよくしたい」とか考えていると勘違いされている方が多くいらっしゃいましたが、抽象的なことが嫌いな僕はそういうふんわりしたものには興味があまりありません。いや、大事だとは思うのですが、僕がやらなければいけないことからすると優先度が低いんです。
で、何を知りたかったかというと、
①イケてる企業はどこか
②何のインダストリーで地元は勝負できるか
③留学→コンサルとかファンドで修行後、僕は誰と話せばいいか
この3つです。情報を収集するだけであれば、わざわざ地方のNPOで働かずともできますが、実際に行動を起こす時に誰と話すと物事が進むのか、僕との相性がいいかなどは何回か話したり、お仕事しないとわかりません。
これはNPOで働きだした直後にアメリカのビジネススクールに訪問して頂いたアイデアなのですが、留学後はどこかに勤めながらサーチファンドの準備をしようとしていました。
MBA留学を検討していたので、留学先の学校訪問で、
「地元にビックカンパニーを作りたい」
「今ある企業をビックカンパニーにしたい」
「海外からビックカンパニーを誘致したい」
そうするためにはどうすればいいでしょう!?と聞いた結果、「君はサーチファンドとかするといいんじゃない?地元企業の特徴も知っているわけだし」ということで、留学後にこれをする前提で、NPOでのいろんな活動をしていたわけであります。
留学候補先でサーチファンドを教える教授と電話でやりとりしながら、具体的なアクションとか注意点も教わったりしてました。
他にも理由はあるのですが、予定執筆時間を過ぎたので今日はここまで。